時差があってもルーティンがずれないアプリは? 海外出張・旅行向けに7アプリを比較【2026年】

海外に着いたあと、朝7時のルーティンは現地の7時に鳴るのか。Todoist、TickTick、Structured、Googleカレンダー、TimeTree、Streaks、Routineryの時差への対応を、各アプリの公式ヘルプと日本のストア価格で比べました。

Routinery2026年10月22日·読了22分
ホテルのナイトテーブルに置かれたスマートフォン。現地時刻の7時に設定した朝のルーティンが表示されている
目次時差ボケの基本: ルーティンを現地時間に移すか、日本時間で続けるか7アプリの比較表: タイムゾーンが変わったときの動きTodoist: 初期設定がフローティングで、固定はメニューから選ぶTickTick: 設定のスイッチを入れると2つのモードが使えるStructured: Apple製品ではフローティング、Androidとウェブは未対応Googleカレンダー: カレンダーのタイムゾーンと一緒にタスクも動くTimeTree: 予定は元のタイムゾーンに固定され、現地では時刻がずれるStreaksとRoutinery: 時差への対応は公表されていないアプリの選び方: 滞在の長さで決める出発前と到着後の過ごし方: CDCのガイダンスからよくある質問: ルーティンアプリと時差参考文献: 本文で引用した資料

最終更新日: 2026年10月19日

結論: 時差をまたいだときに予定の時刻がどう動くかを公式ヘルプで説明しているのは、Todoist、TickTick、Structuredの3つです。どれも「現地でも7時は7時のまま」にする設定(フローティング)と、1つのタイムゾーンに固定する設定の両方を選べます。Googleカレンダーのタスクと、TimeTreeの予定は、タイムゾーンが変わると時刻も一緒に動きます。StreaksとRoutineryは、時差への対応を公表していません。

東京で朝7時に鳴るよう設定したルーティンを、日本時間のままロンドンへ持っていくと、夏ならロンドンでは前の晩の夜11時に通知が来ます。とはいえ短い出張なら、あえて日本時間のまま過ごしたい人もいます。どちらで鳴るかは、アプリと設定によって違います。

ここでは7つのアプリについて、公式ヘルプやストアの説明に書かれていることだけをまとめました。記載が見つからなかった項目は、表に「公表されていない」と書いています。

時差ボケの基本: ルーティンを現地時間に移すか、日本時間で続けるか

米国疾病予防管理センター(CDC)の2026年版Yellow Bookは、時差ボケの診断の目安として、少なくとも2つのタイムゾーンをまたぐ移動のあと1〜2日以内に、不眠や日中の強い眠気が出て昼間の活動に支障が出ることを挙げています。

同じ章によると、体が新しい時間に慣れる速さは平均で、西へ飛んだ場合が1日1.5時間、東へ飛んだ場合が1日1時間です。体内時計は24時間より少し長い周期で動いていて、寝る時間を遅らせるほうが体にとって楽だからです。日本からヨーロッパへの出張は西向き、ハワイや北米は東向きにあたります。あくまで平均値です。時差ボケが重くなりやすい要因として、同じ章では遺伝的な違い、服用中の薬、移動ルートが挙げられています。

では、どちらの時間に合わせればいいのか。CDCの勧め方は滞在の長さで分かれます。2日未満のような短い旅行では睡眠、活動、食事を日本の時間のまま保ち、それより長い滞在では機内にいるうちから食事、睡眠、光を浴びる時間を現地に合わせるよう勧めています。

週末だけの旅行なら、アプリでもルーティンを日本時間に固定しておくと、この勧めに沿えます。長く滞在する場合の設定は、下の選び方にまとめました。

時差とは別に、寝る時刻と起きる時刻をそろえることの効果を調べた研究もあります。英国のUKバイオバンクで成人79,666人に1週間、手首に加速度計を着けてもらった分析では、睡眠の時刻が規則的な人は不規則な人に比べて、うつ病を発症するリスクが38%低く、不安障害のリスクは33%低くなっていました。追跡期間の中央値は7.5年です。観察研究で関連は示されたものの、規則正しさがリスクを下げた原因かどうかは、この分析からは判断できません。旅行も対象外です。

7アプリの比較表: タイムゾーンが変わったときの動き

アプリはアルファベット順に並べています。Routineryは私たちのアプリで、ほかのアプリと同じ項目で載せています。

アプリ向いている人対応機種日本での価格(税込)日本語表示タイムゾーンが変わったとき出典
Googleカレンダールーティンをカレンダーで管理している人Android、iPhone、iPad、Apple Watch、ウェブ無料あり端末のタイムゾーンに合わせる設定をオンにすると、移動に合わせてカレンダーのタイムゾーンが切り替わる。タスクの時刻もそれに合わせて動くGoogleカレンダー ヘルプ
Routineryステップごとに音声とタイマーで進めたい人iPhone、iPad、Mac(M1)、Apple Watch、Vision Pro、Android無料。Premium 月額590円、年額4,200円あり公表されていないApp Storeの説明、アップデート情報
StreaksApple製品で毎日の習慣を記録したい人iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Vision Pro1,000円の買い切りあり公表されていない公式サイト、App Storeの説明
Structured1日の予定をタイムラインで見たいApple製品ユーザーiPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Vision Pro、Android 11以降、ウェブ無料。Pro 年額2,990円、買い切り9,990円などあり初期設定はフローティング。タスクごとに別のタイムゾーンも指定できる。Androidとウェブでは未対応Structured ヘルプセンター
TickTickタスクごとに両方の設定を使い分けたい出張の多い人iPhone、iPad、Android、Mac、Windows、Linux、ウェブ、Apple Watch無料。Premium 月額800円、年額8,000円あり設定でタイムゾーン機能をオンにすると、タスクごとに固定とフローティングを選べるTickTick ヘルプセンター
TimeTree家族や同僚と予定を共有している人iPhone、Android、ウェブ無料。プレミアムあり(App Storeの表示は300円と3,000円)あり別のタイムゾーンへ移ると予定の時刻が変わる。予定ごとにタイムゾーンを指定できるTimeTree ヘルプ
Todoist現地時刻で動くタスク管理を、設定いらずで使いたい人iPhone、iPad、Android、Mac、Windows、Linux、Apple Watch、Wear OS、Vision Pro無料。Pro 月額890円、年額8,080円あり初期設定はフローティング。固定に切り替えたタスクは、設定したときのタイムゾーンに固定されるTodoist ヘルプセンター

価格は2026年10月19日に日本のApp Storeで確認した金額で、Streaksはアプリ本体の価格、ほかはアプリ内課金の一覧に出ている金額です。Googleカレンダーのアプリ内課金はGoogle Oneの容量プランで、カレンダー機能の料金ではありません。「公表されていない」は、そのアプリの公開資料に時差の扱いについての記載が見つからなかったという意味です。旅行中にうまく動くかどうかは、この欄からは分かりません。

Todoist: 初期設定がフローティングで、固定はメニューから選ぶ

Todoistの予定時刻は、自分で固定に変えない限りフローティングのままです。ヘルプの固定のタイムとフローティング タイムの説明には、すべての予定時間が初期設定でフローティング タイムになると書かれています。ニューヨークで午前9時に設定したタスクは、ロンドンにいても午前9時のままです。固定にすると、ロンドンでは午後2時です。

固定にするときに選べるのは端末に今設定されているタイムゾーンだけなので、短い出張のあいだルーティンを日本時間に固定したいなら、日本を出る前に切り替えておきます。この設定は初心者、プロ、ビジネスの各プランで使え、ウェブ、デスクトップ、iPhone、Androidそれぞれの手順がヘルプに載っています。

TickTick: 設定のスイッチを入れると2つのモードが使える

TickTickでは、タスクごとに固定とフローティングを選べます。ただし先に設定画面でスイッチを入れておく必要があります。ヘルプのタイムゾーン機能のページは、この機能を出張や旅行の多い人向けとして紹介しています。スイッチは設定の日付と時刻の項目にあります。オンにすると、時刻付きのタスクを作るたびに固定タイムゾーンかフローティングかを選ぶ画面が出ます。

ヘルプの例では、朝7時のランニングをフローティングで入れておくと、ロサンゼルスでもバルセロナでも現地の朝7時に通知が来ます。ロンドンの同僚が午前10時に設定した会議は、ロンドン時間に固定して登録しておけば、今いる場所で何時になるかをTickTickが計算してくれます。ヘルプの説明はタスクについてだけです。習慣の機能が同じスイッチに従うかどうかは、ほかの資料でも確認できませんでした。

カレンダー表示の設定には追加のタイムゾーンを表示する項目もあり、複数のタイムゾーンをタイムライン上に並べて表示できます。

Structured: Apple製品ではフローティング、Androidとウェブは未対応

Structuredは、新しく作ったタスクをすべてフローティングで扱います。ヘルプには、朝7時に設定したタスクはどこへ旅行しても朝7時に表示される、とだけ書かれています。

1つのタスクだけ別のタイムゾーンにもでき、ヘルプでは相手の時間で決まったビデオ通話を例に挙げています。タイムラインには自分の現地時刻に直して表示されます。ただ、同じ記事によると、この機能はAndroidとStructured Webではまだ使えないそうです。iPhone、iPad、Macで予定を立てる人向けの機能です。カレンダーから取り込んだ予定は固定のタイムゾーンで入ってくることが多く、変えたいときは元のカレンダーアプリの設定で直すよう案内されています。

Googleカレンダー: カレンダーのタイムゾーンと一緒にタスクも動く

Googleカレンダーでは、カレンダーのタイムゾーンが変わるたびにタスクの時刻も変わります。モバイルアプリで端末のタイムゾーンに合わせる設定をオンにしておくと、移動に合わせてカレンダーのタイムゾーンが自動で切り替わります。Googleのタイムゾーンに関するヘルプによると、タスクの時刻もそれに合わせて更新され、例としてデンバーで午前9時だったタスクがニューヨークでは午前11時になると書かれています。

朝のルーティンをタスクで入れていると、現地では時刻がずれます。タスクを現地の同じ時刻に留める方法は、ヘルプを読んでも見つかりませんでした。予定(イベント)は違います。1件ずつタイムゾーンを持たせられ、開始と終了に別々のタイムゾーンも指定できます。

TimeTree: 予定は元のタイムゾーンに固定され、現地では時刻がずれる

家族や同僚との予定共有に使われるTimeTreeも、時差の扱いをヘルプで説明しています。時間帯の変更についてのヘルプによると、異なる時間帯の地域へ移動すると予定の時刻が変わります。動き方は固定と同じです。英語版ヘルプの例では、ロンドンで19時に入れた夕食がニューヨークでは14時になります。

予定ごとのタイムゾーン指定もでき、ヘルプでは出張や旅行、相手との予定共有に便利な機能として紹介されています。使うには、アプリの設定でタイムゾーンを「表示する」にします。すると作成画面で選べます。英語版ヘルプによると、ウェブ版ではタイムゾーンの表示も編集もできません。フローティングにあたる設定は、日本語版と英語版のどちらのヘルプにもありませんでした。

StreaksとRoutinery: 時差への対応は公表されていない

Streaksについては、公式サイト、サポートページ、App Storeの説明のどこにもタイムゾーンの記載が見つかりませんでした。サポートページからは、アプリ内のヘルプを見るよう案内されます。

私たちのアプリであるRoutineryも、同じく記載がありません。App Storeの説明、アップデート情報、公開しているすべての更新ノートを「タイムゾーン」「旅行」で探しましたが、一件も見つかりませんでした。Routineryでは、ルーティンを曜日と時刻で設定し、各ステップを音声ガイド付きのタイマーで進めます。飛行機で移動したあとにその時刻がどう動くかは、公開している資料には書いていません。出張先で決まった現地時刻に通知が届かないと困るなら、両方のモードをヘルプで説明しているTodoistかTickTickを使ってください。Routineryを使う場合は、出発前にスマートフォンの日付と時刻の設定でタイムゾーンを手動で変え、ルーティンを1つ選んで何時に鳴るかを確かめておいてください。

アプリの選び方: 滞在の長さで決める

  • 2日以内の出張で、日本時間のまま過ごす: 出発前にタスクを固定に切り替えたTodoist、またはTickTickの固定タイムゾーン。
  • 1週間以上の滞在で、現地時間に合わせて暮らす: 初期設定がフローティングのアプリ。TodoistとStructuredは最初からフローティングで、TickTickはスイッチを入れれば選べます。
  • Androidやウェブで予定を立てる: Todoist。ヘルプにAndroidとウェブの手順があります。Structuredのタイムゾーン設定は今のところApple製品だけです。
  • ルーティンをカレンダーの予定として入れている: Googleカレンダーの予定(イベント)。予定ごとにタイムゾーンを持たせられます。タスクはカレンダーと一緒に時刻が動きます。家族と共有しているならTimeTreeも予定ごとにタイムゾーンを指定できます。
  • 各ステップを音声で案内してほしい(通知時刻は自分で確認できる): Routinery。出発前にスマートフォンのタイムゾーンを変えて試してから使ってください。

出発前と到着後の過ごし方: CDCのガイダンスから

CDCの時差ボケのガイダンスは、できれば出発の数日前から睡眠の時間を目的地に近づけていくよう勧めています。ルーティンアプリなら、就寝時刻を毎日少しずつずらすルーティンとして入れておけます。

機内では、食事、睡眠、光を浴びる時間を目的地に合わせます。着いたら、できるだけ日光を浴びます。昼間の長い昼寝はその夜の寝つきを悪くしますが、短い昼寝なら眠気覚ましになることがある、とも書かれています。

渡航先がちょうどサマータイムの切り替え時期にあたるなら、3日かけて調整するサマータイムに合わせたルーティンの立て直し方(英語の記事)を参考にしてください。移動日に予定が崩れたときのために、予定が読めない日向けのルーティンアプリ(英語の記事)も別に比べています。機内などオフラインになる時間が長いなら、搭乗前にオフラインで使える習慣化アプリも確認しておいてください。

よくある質問: ルーティンアプリと時差

海外出張が多いのですが、時差があってもルーティンがずれないアプリはどれですか?

TodoistとStructuredは、何も設定しなくても現地の朝7時に鳴ります。StructuredはiPhone、iPad、Macで使う場合に限ります。TickTickは、設定の日付と時刻の項目でタイムゾーン機能をオンにしてから、タスクごとにフローティングを選びます。3つとも、日本時間に固定する設定もあります。ほかのアプリを使い続けたいなら、出発の前日にスマートフォンのタイムゾーンを変え、ルーティンを1つ選んで通知が何時に来るかを確かめてください。

スケジュール管理アプリと習慣化アプリ、旅行中はどちらが向いていますか?

比べるなら、各アプリが時差のあとの動きをヘルプに書いているかどうかを見てください。今回の7つでは、ヘルプに説明があったのはスケジュール・タスク管理型のほうで、習慣化アプリのStreaksにはその記載が見つかりませんでした。ルーティンアプリのRoutineryも同じです。習慣の記録をStreaksで続けたいなら、出発前にタイムゾーンを変えて動きを確かめておきます。

時差ボケ中でも朝のルーティンを保つにはどうすればいいですか?

滞在の長さを見て、日本時間と現地時間のどちらに合わせるかを決めます。CDCの時差ボケの章は、2日未満の短い旅行なら睡眠、活動、食事を日本の時間のまま保ち、それより長い滞在なら食事、睡眠、光を浴びる時間を目的地に合わせるよう勧めています。慣れるまでの速さは平均で、西へ飛ぶと1日1.5時間、東へ飛ぶと1日1時間です。決めた方針に合わせて、アプリ側も固定かフローティングかを選んでおきます。

フローティングと固定のタイムゾーンは何が違いますか?

フローティングはどこにいても同じ時計の時刻のままで、朝7時のタスクは東京でもトロントでも朝7時です。固定は1つのタイムゾーンに結びつきます。移動すると現地の時刻が変わり、Todoistの例ではニューヨーク時間の午前9時に固定したタスクがロンドンでは午後2時になります。朝のランニングのような毎日の習慣にはフローティングが向きます。オンライン会議やチケットの発売時刻のように相手のタイムゾーンで決まっている予定、日本時間のまま過ごしたい短い出張には固定を使います。

Googleカレンダーは旅行するとタスクの時刻が変わりますか?

変わります。Googleのヘルプによると、カレンダーのタイムゾーンが変わるとタスクの時刻も自動で更新され、デンバーで午前9時のタスクはニューヨークでは午前11時になります。モバイルアプリで端末のタイムゾーンに合わせる設定をオンにしていると、移動に合わせてカレンダーのタイムゾーンが切り替わります。予定(イベント)はそれぞれにタイムゾーンを持たせられ、フライトのように開始と終了で別のタイムゾーンも指定できます。タスクを現地の同じ時刻に留めておく方法は、ヘルプに書かれていません。

Structuredのタイムゾーン機能はAndroidで使えますか?

まだ使えません。Structuredのヘルプ記事には、この機能はAndroidとStructured Webでは使えないと書かれています。iPhone、iPad、Macでは新しいタスクが初期設定でフローティングになり、朝7時に設定したタスクはどこへ行っても朝7時に表示されます。時刻の編集画面から、1つのタスクだけ別のタイムゾーンにすることもできます。主にAndroidで予定を立てるなら、TodoistのヘルプにAndroid、ウェブ、デスクトップでの固定とフローティングの設定手順が載っています。


このガイドについて

Routinery編集部が書きました。Routineryは私たちのアプリで、ほかのアプリと同じ項目で比較に入れています。Routineryの時差のあとの動きは公開資料に書いておらず、自社の説明は根拠として扱わないので、タイムゾーンの欄は「公表されていない」としました。ほかのアプリの情報は各アプリの公式ヘルプセンター、公式サイト、ストアの説明から取りました。ヘルプの内容は2026年9月24日(TimeTreeは2026年10月19日)、価格は2026年10月19日に日本のApp Storeで確認しました(Streaksはアプリ本体の価格、ほかはアプリ内課金の一覧に出ている金額)。

参考文献: 本文で引用した資料

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