目次
研究でわかっていること: 時間管理は学習成果と結びつく比較表: 6本の向き不向きと料金Routinery: 毎日の勉強ルーティンを続けたい人にNotion: ノートも課題も1か所にまとめたい人にTodoist: 提出物の締め切りを忘れたくない人にForest: スマホを置いて集中したい人にStudyplus: 勉強時間を記録して見える化したい人にStudyCast(スタキャス): ひとりだと机に向かえない人に選び方: 勉強のどこでつまずいているかで決める始め方: 毎日同じ時刻に勉強する時間を1つ決めるよくある質問: 学生の勉強計画アプリ最終更新日: 2026年10月19日
結論: 毎日決まった時間に勉強する流れを作りたいなら、Routineryのようなルーティン(習慣化)アプリが向いています。なんとなく「もっと勉強しよう」と思うだけで終わらず、休憩込みのタイマーで時間を区切って進められるからです。課題やレポートの締め切り管理にはTodoistがすっきり使えます。ノートや課題、時間割を1か所にまとめる用途では、Notionが最も自由に組めます。紹介する6本はどれも無料で始められます(2026年10月19日、日本のApp Storeで確認)。
定期テストの2週間前に、計画表をきれいに作る。でも、ずれます。締め切りはこっちのアプリ、ノートはあっちのアプリに入っていて、放課後の時間は目の前の急ぎの用事にそのまま持っていかれてしまう。計画アプリを入れていても同じです。紹介する6本は得意な場面がそれぞれ違うので、自分の勉強がどこでつまずいているかを先に考えておくと選びやすくなります。
研究でわかっていること: 時間管理は学習成果と結びつく
勉強の習慣のうち、研究でしっかり裏付けがあるものは多くありません。時間管理はその数少ない例です。2026年のメタ分析では、多くの研究をまとめた結果、時間管理が学生の学習成果に一貫してプラスに働いていました(Frontiers in Psychology)。関連する研究では、時間管理を自己調整学習の一部として扱っています。この考え方では、勉強の計画を自分で立て、進み具合を自分で確かめることが成果を左右するとされています(Educational Psychology Review, Springer)。
部活もテストもない普通の平日に、計画どおり動けるようになるか。アプリはそこを見て選んでください。機能の数は後回しで大丈夫です。
比較表: 6本の向き不向きと料金
| アプリ | 向いている人 | 評価(日本のApp Store) | 対応端末 | 料金(日本のApp Store、税込) | ひとことで |
|---|---|---|---|---|---|
| Routinery | 毎日の勉強の流れをタイマー付きで回したい人 | 4.6(3,327件) | iOS、Android | 無料プランあり。Premium 月額590円、年額4,200円 | 計画は立てられるのに実行できない人向け |
| Notion | ノート、課題、時間割を1か所にまとめたい人 | 4.6(5万件) | iOS、Android、ウェブ | 無料プランあり。大学生などは学生向けプランが無料。プラス 月払い1,800円 | 最も自由に組めるが、仕組みは自分で作る |
| Todoist | 課題や提出物の締め切りを管理したい人 | 4.6(2.2万件) | iOS、Android、ウェブ | 無料プランあり。Pro 月額890円、年額8,080円 | 締め切りとタスクの管理がいちばんすっきりしている |
| Forest | 勉強中についスマホを触ってしまう人 | 4.7(1万件) | iOS、Android | 本体無料。アプリ内課金あり(早期割引の表示で月間680円、年間3,690円など) | スマホから離れるための集中タイマー |
| Studyplus | 勉強時間を記録して励みにしたい人 | 4.7(34万件) | iOS、Android | 基本無料。有料版ベーシック 600円、4,800円の表示 | 勉強の記録と見える化 |
| StudyCast(スタキャス) | ひとりだと勉強が続かない人 | 4.7(1.4万件) | iOS(Androidは確認できませんでした) | 無料、アプリ内課金の表示なし | オンライン自習室で一緒に勉強 |
評価と料金は2026年10月19日に日本のApp Storeで確認しました。6本とも日本語で使えます。Studyplusの600円と4,800円が月額と年額のどちらかは、ストアの表示からは確認できませんでした。
Routinery: 毎日の勉強ルーティンを続けたい人に
Routineryでは、1日の予定を時間ごとのコマに区切って並べます。25分勉強して、短い休憩、復習、また勉強。時間が来れば次のコマが自動で始まります。自分で「さあやろう」と決める必要はありません。
やる気が出ない日でも、流れが止まりにくくなります。数週間先の締め切りを追いかけるのは得意ではないので、そちらはタスク管理アプリに任せてください。何を勉強するかは決まっているのに、気づくと夜。そんな人にいちばん向いています。
Notion: ノートも課題も1か所にまとめたい人に
Notionなら、ノートも課題の一覧も時間割も、ひとつの場所にまとめられます。見た目や構成は自由に変えられます。大学生なら、大学のメールアドレスで登録して申請すると、学生プラン(Education Plan)が無料になります。高校生は対象外。通常の無料プランなら使えます。
ただし、使い始める前に仕組みを自分で設計する必要があり、これがけっこう手間です。作りかけで止まると、いつの間にか手入れするものがひとつ増えていた、ということにもなります。仕組み作りが好きで、それをちゃんと更新し続けられる人に合っています。
Todoist: 提出物の締め切りを忘れたくない人に
Todoistは、期限、プロジェクト、優先度を軸にしたタスク管理アプリです。画面はシンプルで、動作も軽いです。何がいつ締め切りかを覚えておくことが一番の悩みなら、ほとんど手間なく片付きます。
1日の勉強時間をどう割り振るかまでは決めてくれません。そこはルーティンアプリで組みましょう。
Forest: スマホを置いて集中したい人に
Forestは集中する時間をゲームにしてくれます。タイマーを始めると、スマホを触らずにいる間、画面の中で木が育っていきます。木を枯らしたくない。仕組みはそれだけです。スマホに勉強時間を削られている学生には、これが意外と効くことも。
予定の管理は計画用のアプリに任せて、Forestは集中の時間だけに使います。
Studyplus: 勉強時間を記録して見える化したい人に
Studyplusは勉強記録アプリで、日本のApp Storeでは34万件の評価がついています。公式の説明によると、タイマーで勉強時間を測って記録し、それを見える化してやる気につなげる仕組みです。集中モードもあります。勉強仲間と励まし合う機能も。1日の流れを組み立てる機能があるかは、確認できませんでした。
StudyCast(スタキャス): ひとりだと机に向かえない人に
ベネッセが出している自習室アプリです。志望校や学年が近い全国の仲間と、オンラインの自習室で一緒に勉強します(公式説明より)。料金は無料。日本のApp Storeにはアプリ内課金の表示もないので、お小遣いを使いたくない高校生でも気軽に入れられます。
Google Play版があるかどうか、計画やタスクを管理する機能があるかどうかは、どちらも確認できませんでした。
選び方: 勉強のどこでつまずいているかで決める
- 計画はあるのに、時間がどこかに消えていく。それならRoutineryのような習慣化アプリです。
- ノートも課題も時間割もまとめたい人はNotion。
- 締め切りの管理さえできればいいなら、Todoistで足ります。
- スマホに勉強時間を取られているときは、計画用のアプリにForestを足してください。
- 勉強した時間を記録して励みにするにはStudyplus、誰かと一緒でないと続かない人にはStudyCastがあります。
始め方: 毎日同じ時刻に勉強する時間を1つ決める
まず、毎日同じ時刻に勉強する時間を1つ決めます。サボる理由が見つからないくらい短くしてください。それを守れるようになるまで、ほかのことは足しません。
その時間に机に向かうのが当たり前になったら、締め切り管理や集中タイマーを重ねていきます。この考え方は勉強以外の時間にも使えて、毎朝のルーティンから、テスト期間の前に睡眠を守る夜のルーティンまで、同じように組めます。気合いに頼らずに毎日の流れを続けたいなら、Routineryで勉強のルーティンを作ってみてください。
よくある質問: 学生の勉強計画アプリ
高校生向けの勉強計画アプリで、無料のおすすめは?
紹介した6本はどれも無料で始められるので、勉強のどこでつまずいているかで選んでください。普通の日に机に向かうこと自体が難しいなら、Routineryのような習慣化アプリがいちばん向いています。コマが時間どおりに切り替わるので、始めるかどうかを毎回迷わずに済みます。締め切りを覚えておくのが苦手な人には、Todoistのほうがシンプルです。お金をかけたくないならStudyCast。日本のApp Storeでアプリ内課金の表示がありません。Notionの無料の学生プランは大学生など向けで、高校生は通常の無料プランを使います。
計画アプリを使うと成績は上がる?
間接的には効きます。アプリは時間管理を助けてくれて、その時間管理には研究の裏付けがあります。2026年のメタ分析では、時間管理が学生の学習成果に一貫してプラスの効果が見られました。研究者は、計画を立てて自分の進み具合を確かめることを、自己調整学習の大事な部分だと説明しています。立てた計画を実際にこなす場面で、アプリは役に立ちます。毎日開く気になれるものを選んでください。
大学の授業とバイトと毎日のルーティンを、アプリにまとめられる?
1本にまとめたいならNotionです。授業の時間割、課題、メモ、バイトの予定まで1か所に置けます。仕組みは自分で作ることになります。
役割さえはっきりしていれば、複数のアプリを使い分けるのもひとつの手です。たとえば、毎日の勉強時間は習慣化アプリで組んで、締め切りはタスク管理アプリに入れておく。気が散る日だけ集中タイマーを足す、という分け方です。入れすぎには注意。手入れに時間を取られて、肝心の勉強が進まなくなります。最初は1本だけにして、そのアプリで解決できない問題にぶつかったときだけ2本目を足してください。
執筆: Routinery編集部。Routineryは、「やろう」と思ったことを毎日の習慣にするためのアプリを作っています。
