ポモドーロタイマーと習慣記録が1つになったアプリは?両方そろう4本と惜しいアプリ【2026年】

TickTick、Structured、Streaks、Routineryはタイマーと習慣記録が1つのアプリにそろっています。ForestとFocus To-Doに習慣記録はなく、Habiticaにはタイマーがありません。勉強記録のStudyplusも含め、日本のApp Storeの料金と評価で比べました。

Routinery2026年10月21日·読了19分
ポモドーロのカウントダウンと、チェックの入った習慣の一覧が並んだスマートフォンの画面
目次「両方そろう」の基準: ストアの説明で確認できるかどうか両方そろうアプリ4本と、勉強に限ってそろうStudyplusTickTick: 1つで済ませたい人に一番近いアプリStructured: タイマーが使えるのはApple製品だけStreaks: サブスクなしでタイマーと記録Routinery: 習慣の記録が中心で、タイマーはそのためにある惜しいアプリ: 同じ検索に出てくるのに、基準に届かない3本選び方: 今の使い方に足りないものから考えるはじめ方: 1週間使ってから合うかどうかを決めるよくある質問: ポモドーロと習慣記録を1つのアプリで参考文献: 本文で引用した査読付き論文

最終更新日: 2026年10月20日

結論: タイマーと習慣記録を1つのアプリで済ませたいなら、一番近いのはTickTickです。ポモドーロタイマーと習慣の機能が同じアプリに入っていて、無料で始められます。Structuredは1日のタイムラインにポモドーロタイマーがついていますが、タイマーが動くのはApple製品だけです。Streaksはタスクごとに時間を計って、やったかどうかを記録します。25分のサイクルはありません。Routineryはルーティンの手順ごとに時間を計り、習慣の記録をアプリの中心に置いています。ForestとFocus To-Doは同じ検索でよく出てきますが、習慣の記録はできません。Habiticaは習慣を記録できる一方、タイマーがありません。勉強に限るなら、Studyplusでもタイマーと記録がそろいます。(料金と評価は2026年10月19日に日本のApp Storeで確認)

集中する時間を計るならポモドーロのアプリ、やったかどうかを残すなら習慣化アプリ。この2つを1本でこなせるアプリは多くありません。両方できると書いてあるのに、入れてみると片方の機能におまけがついているだけ、というアプリもよく見かけます。

在宅勤務の午前中を25分ずつ区切って仕事をしたい人がいるとします。資格の勉強を毎晩続けたい人や、朝の筋トレを習慣にしたい人も同じ悩みを抱えます。集中している25分はカウントダウンを見ていたいし、終わったあとには「今週は4日やった」と分かる記録もほしい。タイマーを1回動かしただけでは、そこまで残りません。

「両方そろう」の基準: ストアの説明で確認できるかどうか

基準は2つです。ポモドーロか、それに近いタイマーがあること。そして、ToDoリストとは別に用意された習慣や連続記録の機能があること。どちらもApp StoreかGoogle Playの公式の説明で確認できたアプリだけを「両方そろう」に入れました。4本が満たしました。同じ検索結果によく出てくるのに片方しか満たさないアプリも、3本取り上げます。勉強記録アプリのStudyplusは、勉強に限れば両方そろうので、表では別枠にしました。

タイマーと習慣の記録では、分かることが違います。タイマーの記録には時間しか残りません。その行動が今週も続いているかは、習慣の記録を見ないと分かりません。記憶は当てになるでしょうか。2025年の研究で、学生33人の課題105件についてキー入力を記録し、実際にかかった時間と、学生が後から思い出して答えた時間を比べたものがあります。実際より長く答えたケースが78%。申告と実測の比の中央値は1.45で、実測では中央値5.1時間だった作業が、記憶の中では8.3時間に延びていました。タイマーだけのアプリを使っていると、カウントダウンが終わった時点で、何をどれだけやったかは推測に変わります。

習慣を記録する側では、JMIRに載ったセルフモニタリングの研究で、97人の成人が21日間、記録を続けています。サポートなしで自分だけで記録したグループの継続率は0.55。個別のフィードバックがあると0.72に、手厚いサポートがあると0.83に上がっています。3グループとも期間中に下がりました。サポートなしのグループが、いちばん早く。タイマーだけなら、この「サポートなし」と同じ状態です。声はかけてくれず、カウントダウンが0になったあとに何かを記録してくれることもありません。

項目をいくつも同時に記録すると続かなくなるのか、を確かめた4週間の試験的な研究もあります。参加者は6つの健康行動を11の細かい項目に分けて記録しました。それでも95.6%が、1日の記録の75%以上をつけ続けています。参加者は29人。自分から手を挙げた人たちです。機能をまとめれば必ず続く、とまでは言えません。機能の多いアプリにしたら途中でやめる人が増える、という見方を支える結果にもなっていません。

両方そろうアプリ4本と、勉強に限ってそろうStudyplus

アプリ向いている人対応端末料金(日本のApp Store、税込)評価(日本のApp Store)ひとこと評価
TickTickタスク・習慣・タイマーを1つのアプリにまとめたいiOS、iPadOS、Android、macOS、Windows、Linux、ウェブ、watchOS無料プランあり。Premium 月額800円、年額8,000円4.7(1.6万件)タスク、習慣、ポモドーロタイマーが1つのアプリに入っている。
StructuredApple製品で1日の流れを目で見たいiOS、iPadOS、macOS、watchOS、Android、ウェブ無料プランあり。Pro 月額400円〜990円、年額1,500円〜2,990円、買い切り9,990円(App Storeに複数の金額を表示)4.7(8,718件)タイムラインにタイマーが入っている。タイマーが使えるのはApple製品だけ。
Streaksサブスクなしで記録を残したいiOS、iPadOS、macOS、watchOS、visionOS1,000円の買い切り(アプリ内課金の表示なし)4.7(3,792件)タスクの時間を計って記録する。25分と5分のくり返しはない。
Routinery1つのタスクより、いくつもの手順が続くルーティンを回したいiOS、iPadOS、macOS(M1)、watchOS、visionOS、Android無料プランあり(ルーティン2つまで)。Premium 月額590円、年額4,200円4.6(3,327件)手順ごとに時間を計り、習慣の記録を中心に置いている。
Studyplus勉強時間を記録したい学生、資格試験の勉強iOS、iPadOS、watchOS、Android無料。有料版ベーシック600円、4,800円(期間の表示は確認できず)4.7(34万件)勉強に限ればタイマーと記録がそろう。勉強以外の習慣の記録はストアの説明では確認できず。

Routineryは私たちが作っているアプリで、ほかのアプリと同じ基準で比べています。

Studyplusはストップウォッチやタイマーで勉強時間を自動で記録して、教材ごとの勉強量を「見える化」します。同じ目標を持つ仲間と励まし合って勉強を習慣にする、というのがストアの説明の打ち出し方です。ポモドーロという言葉は出てきません。勉強以外の習慣を記録できるかどうかも、説明からは確認できませんでした。そのため4本には数えず、別枠にしています。

TickTick: 1つで済ませたい人に一番近いアプリ

TickTickには、タスクのリスト、習慣、ポモドーロタイマーが1か所にまとまっています。App Storeの説明でも習慣を身につけるための目標を立てられることに触れていて、習慣が公式の説明に最初から並んでいるところを見ると、後から足した機能ではなさそうです。無料プランの上限はリスト19個、1リストあたり99タスク、習慣5つ。Linuxにも対応しています。表のほかのアプリにはない点です。

通常のポモドーロタイマーとは別に、タスクごとに所要時間を設定する機能は有料プラン限定です。習慣ごとに時間を計りたいならPremiumが必要です。タイマー1つなら無料で足ります。

Structured: タイマーが使えるのはApple製品だけ

Structuredでは、1日の予定が縦のタイムラインに並び、その中でポモドーロ式の集中タイマーが動きます。App Storeの説明は、1日の計画と並べて習慣の記録も売りにしています。タイマーとタイムライン、基本的な習慣の記録までは無料プランで使えます。

端末は先に確認してください。Android版もウェブ版もあるので、アプリそのものはほとんどの環境で開けます。ところがポモドーロタイマーはiOS、iPadOS、macOS、watchOSだけの機能で、Android版とウェブ版には入っていません。iPhoneやMacを使っているなら勧めやすいアプリです。Androidのスマホで使う人は戸惑うはずです。ストアの説明が、アプリがあることとタイマーがあることを分けて書いていないので、入れてから気づくことになります。

Streaks: サブスクなしでタイマーと記録

Streaksはタスクごとに時間を計り、そのタスクをやったかどうかを記録します。習慣の記録としては、これで条件を満たします。買い切りです。サブスクもアプリ内課金もなく、時間を計るタスクは1日24個まで作れます。

厳密に言うとポモドーロのアプリではありません。決まった25分のサイクルはなく、タスクごとに自分で時間を決める作りです。「25分集中して5分休む」をくり返したい人には不向きです。時間も計れる習慣記録アプリと考えれば、4本に入れてよいアプリです。記録が残ればサイクルの長さは気にしない人なら、困る場面はほぼありません。

Routinery: 習慣の記録が中心で、タイマーはそのためにある

Routineryはルーティンの手順ごとに順番に時間を計り、音声やプッシュ通知で次の手順を知らせます。日・週・月単位の習慣の記録も同じアプリに入っています。無料プランではルーティンを2つまで作れ、チェックリストは無制限です。

計る単位は手順です。朝のルーティンに手順が7つあれば、カウントダウンも7回。画面には、いまどの手順にいるかと、その手順の残り時間が出ます。このしくみの中心にあるのが習慣の記録で、ルーティンをやった日とやらなかった日、1か月の推移があとから見返せます。

惜しいアプリ: 同じ検索に出てくるのに、基準に届かない3本

Forest、Focus To-Do、Habiticaは、このテーマで検索するとよく出てきます。3本とも、基準の半分は満たしています。

Forestは集中タイマーのアプリです。カウントダウンのあいだ画面の木が育ち、途中でアプリを離れると枯れます。ほかの機能はありません。日本のApp Storeでの評価は4.7(1万件)。公式の説明にタスクや習慣の話は出てこず、作業が終わったあと、その時間に何をしたかも残りません。

Focus To-Doは、ポモドーロタイマーにタスクのリストを組み合わせたアプリで、日本のApp Storeでは「Focus To-Do: ポモドーロ技術 & タスク管理」という名前で出ています。無料でダウンロードでき、アプリ内課金があります。ただしタスクと習慣は別物で、TickTickやRoutineryのような習慣専用の機能はストアの説明にありません。くり返しのタスクで間に合うなら試してみる価値はあります。連続記録やカレンダー、達成の推移を見たい人には向きません。

Habiticaは逆で、習慣、日課(Dailies)、ToDoリストがすべて入っていて、それをゲームに仕立てたところに惹かれて使う人がたくさんいます。料金は月額550円、年額5,400円で、無料でも使えます。タイマーはありません。現在のApp Storeの説明に、ポモドーロに限らずタイマーの機能が出てこないためです。カウントダウンは別のタイマーで補ってください。

選び方: 今の使い方に足りないものから考える

  • アプリは1つにして、ほかに何も管理したくない。 TickTickが一番広く、多くの端末で使えます。
  • Apple製品を使っていて、1日の流れを一度に見たい。 Structuredです。Androidやウェブでタイマーを使わないなら問題ありません。
  • とにかくサブスクは避けたい。 Streaksは買い切りで、その後の支払いはありません。
  • いくつもの手順が続く作業を、順番どおりに回したい。 Routineryを試してください。25分の枠1つでは、7つの手順のどこにいるかは分かりません。
  • 気に入っているポモドーロタイマーがあり、その下にタスクを置きたい。 Focus To-Doなら、タイマーを乗り換えずにタスクを足せます。
  • ゲームの要素がないと、アプリを開く気にならない。 Habiticaを使い、集中する時間は別のタイマーで計ります。
  • 記録したいのは勉強時間だけ。 Studyplusで足ります。

はじめ方: 1週間使ってから合うかどうかを決める

上の選び方で当てはまったアプリを入れたら、まる1週間は使ってみてください。調子のいい日が1日あっても判断の材料にはならず、普段どおりの日が4日たまったところで、ようやく合うかどうかが見えてきます。在宅勤務の午前中や毎晩の勉強など、実際の作業で計ってください。お試しの1回は数えません。1週間後に記録を見返します。1回分の記録だけでは、続いているかどうかまで読み取れないからです。タイマーだけのアプリをもっと比べたい人にはポモドーロタイマーだけでは物足りない時に使える、代わりのアプリを、習慣の記録だけのアプリについては習慣化アプリが続かない人向けの代わりのアプリを用意しています。

よくある質問: ポモドーロと習慣記録を1つのアプリで

ポモドーロタイマーと習慣記録が一緒になったアプリはありますか?

あります。TickTick、Structured、Streaks、Routineryの4本は、タイマーと習慣の記録の両方を、App StoreやGoogle Playの公式の説明で確認できました。TickTickは対応端末が一番多く、ポモドーロタイマーと並んで習慣専用の機能もあります。Structuredは1日をタイムラインで見られますが、タイマーはApple製品だけ。Streaksは買い切りで、タスクの時間を計って記録します。Routineryは手順がいくつも続くルーティンを手順ごとに計り、習慣の記録を最初から中心に置いています。1つのタスクを計りたいのか、一連の手順を計りたいのかで選んでください。勉強時間だけ記録できれば十分なら、Studyplusも候補に入ります。

TickTickにはポモドーロタイマーと習慣記録の両方がありますか?

あります。App Storeの説明には、ポモドーロタイマーと並んで、習慣を身につけるための目標を立てられることが書かれていて、どちらかがついでに足された印象はありません。無料プランでは習慣5つ、リスト19個、1リストあたり99タスクまで。Premiumにすると上限がなくなります。この記事で比べたアプリの中では対応端末が一番多く、LinuxやApple Watchでも動きます。タイマーと習慣記録を別々のアプリに分けたくない人に、最初に試してほしいアプリです。

Forestで習慣は記録できますか?

できません。Forestのストアの説明にも、そうした機能は書かれていません。ゲームの要素がついた集中タイマーで、アプリを開いているあいだ木が育ち、離れると枯れます。タスクのリストも習慣の記録もなし。終わったあとに、その時間で何をしたかも残りません。木を育てるのが作業を始めるきっかけになっているなら、Forestは使い続けて構いません。ルーティンが続いているかを見たくなったら、習慣化アプリを別に足してください。

Routineryのタイマーは、普通のポモドーロと何が違いますか?

普通のポモドーロは、何をしていても25分の枠を1つ計ります。Routineryはルーティンの手順を1つずつ計るので、手順が7つある朝のルーティンならカウントダウンも7回です。手順が終わるたびに、音声かプッシュ通知で知らせが来ます。手順を順に片づける場面に合う作りです。1つのタスクに25分集中したいだけなら、Routineryは合いません。普通のポモドーロタイマーのほうが向いています。

タイマーと習慣記録を1つのアプリで使うのに、お金はかかりますか?

必ずかかるわけではありません。TickTickの無料プランにはポモドーロタイマーと習慣5つまでが入っています。Routineryも無料で手順ごとのタイマーが使えます。ルーティンは2つまで、チェックリストは無制限。Structuredも無料でタイマーと基本的な習慣の記録が使えますが、Apple製品に限られます。例外はStreaksで、買い切りの有料アプリなので無料プランがありません。有料にすると、主に習慣やルーティンの数の上限がなくなり、アプリによってはほかの端末でもタイマーが使えるようになります。タイマーと習慣記録の組み合わせだけなら、Streaks以外はどれも無料プランで試せます。

参考文献: 本文で引用した査読付き論文


著者について。 Routineryチームが書きました。Routineryは、ルーティンの手順ごとに時間を計り、ルーティンをやったかどうかを記録するアプリを作っています。習慣の記録機能も、そのルーティンの記録を土台に作っています。ほかのアプリの料金と評価は、2026年10月19〜20日に日本のApp Storeで確認しました。対応端末と無料プランの上限は、2026年9月12日に各ストアの公式ページで確認した内容です。

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