時差のある海外メンバーとタスクを共有できるツール5つを比較(2026)

時差のあるチーム向けに、タスク管理ツール5つを比べました。同僚の現地時間が見えるか、1つのプロジェクトに何人まで入れるか、チームでいくらかかるかを整理しています。

Routinery2026年10月23日·読了19分
2つのタイムゾーンの列が並ぶノートPCのカレンダーと、共有タスクリスト
目次リモートワークの数字: 他の人の勤務時間まで計画に入れる理由タスク管理ツールの比較表: 時差、共有、チームの料金Googleカレンダー: 同僚の1日がいちばん見やすいTodoist: 大人数のチームまで広げられる共有リストTickTick: 1つの時間軸に複数の時計Notion: 日付にタイムゾーン、時計の表示は別アプリRoutinery: チームのツールと並べて、自分の1日に使う選び方: チームで何を共有するかから決める始め方: 時差のある1週間を組むよくある質問: 時差のあるチームの計画参考文献: 本文で引用した資料

結論: チームでタスクリストを共有するなら、Todoistが向いています。Businessプランでは、1つのチームプロジェクトに最大250人まで入れます。同僚の現地時間を自分のカレンダーの横に並べて見られるのは、GoogleカレンダーとTickTickです。資料や仕様書をすでにNotionに置いているチームなら、Notionを軸にできます。Routineryは1人の1日を組み立てるアプリで、公開資料にチーム用のワークスペースはありません。

東京で17時に送った引き継ぎは、ロンドンにいる同僚の手元では冬なら朝8時です。送る前にそれに気づけるかどうかは、普段どのツールで予定を立てているかで決まります。ここでは5つのツールについて、相手の現地時間が見えるかと、1つのプロジェクトに何人入れるかを調べ、1人あたりの料金も並べました。

以下の事実は、各ツールの料金ページ、ヘルプ、ストアの説明から取っています。資料に書かれていない部分は、書かれていないと明記しました。

リモートワークの数字: 他の人の勤務時間まで計画に入れる理由

米国労働統計局の時間利用調査によると、2025年、就業者のうち、仕事をした日に自宅で一部または全部の仕事をした人は35%でした。学歴による差は大きく、大卒以上では51%、高校卒で大学に進んでいない人では19%です。これは米国の数字で、在宅で働いた人の割合です。9時間離れた相手と働く人の割合は、この統計からはわかりません。

時差のあるチームでは、誰かが早朝か深夜の枠を引き受けることになります。アデレードの睡眠研究グループが、疲労が離れた場所で働くチームにどう影響するかを、実験室で調べました。1つ目の研究では、若年の成人24人が模擬夜勤でチーム課題に取り組みました。生産性、チームの成果、まとまりはどれも午前6時に最も落ち、協力は午前10時になっても戻りません。2つ目は22人が62時間起き続けた実験で、起床から21時間を過ぎると協力が急に下がりました。

どちらも小規模な実験室の研究です。時差をまたいだビデオ会議を調べたものではありません。

タスク管理ツールの比較表: 時差、共有、チームの料金

並びはアルファベット順です。Routineryは自社のアプリですが、他のツールと同じ項目で比べています。

ツール向いている用途対応環境料金(円は2026年10月19日にApp Storeで確認)他のタイムゾーンの表示チームでの共有出典
Googleカレンダー同僚の勤務時間に合わせて予定を組むAndroid、iPhone、iPad、Apple Watch、Webアプリは無料カレンダーの時間軸に、第2・第3のタイムゾーンと世界時計を表示。設定はパソコンで行う。予定ごとにタイムゾーンも指定できる勤務時間と勤務場所を共有。仕事用・学校用アカウントのみGoogleカレンダー ヘルプ
Notionドキュメントとタスクを1つのワークスペースにまとめたいチームMac、Windows、iPhone、iPad、Vision Pro、Android、WebPlus 月¥1,800 / 年¥18,000日付やリマインダーに別のタイムゾーンを指定できる。別アプリのNotion Calendarは、名前を付けた複数のタイムゾーンを表示無料プランは外部ゲスト10人まで。メンバーが2人以上になるとブロック数に上限Notion 料金ページ、Notion ヘルプ
Routinery自分のルーティンを1ステップずつ進めるiPhone、iPad、Mac(M1)、Apple Watch、Vision Pro、AndroidPremium 年¥4,200(1人分)未公開ルーティンのタスクリストを家族や友人と共有できる。公開資料にチーム用ワークスペースはないApp Storeの説明、Routineryのアップデート情報
TickTick決まった数か所のタイムゾーンを見ながら1人で計画するiPhone、iPad、Android、Mac、Windows、Linux、Web、Apple WatchPremium 年¥8,000「追加のタイムゾーン(Additional Time Zone)」でカレンダーの時間軸に複数表示。設定でスイッチを入れると、タスクごとに固定(Fixed)かフローティング(Floating)を選べるPremiumでリストを最大29人と共有TickTick ヘルプセンター、App Storeの説明
Todoistチーム全員で使う共有タスクリストiPhone、iPad、Android、Mac、Windows、Linux、Web、Apple Watch、Wear OSBusiness: 円建ての価格は確認できませんでした(個人向けPro 年¥8,080はApp Store表示)期限の時刻は初期設定でフローティング。固定にすると、今いるタイムゾーンで固定されるどのプランでも個人プロジェクトは5人まで。無料のチームはチームプロジェクト5つまで。Businessはチームプロジェクト1つにつき250人までTodoist 料金ページ、Todoist ヘルプセンター

「確認できませんでした」の項目は、そのツールの公開資料にあるともないとも書かれていません。Routineryの「未公開」だけは自社の話で、私たちがまだ書いていないだけです。機能と人数の上限は2026年10月1日に確認しました。

Googleカレンダー: 同僚の1日がいちばん見やすい

Googleカレンダーは、カレンダーの左側に最大3つのタイムゾーンを並べられます。タイムゾーンのヘルプには、第2と第3のタイムゾーンを時間軸の左に出す方法と、都市を追加できる世界時計が載っています。どちらもパソコンで設定するとヘルプにあります。スマホアプリで同じ設定ができるかは確認できませんでした。

勤務時間を設定すると、その時間外に会議を入れようとした相手に対応できない時間だと伝わります。設定はパソコンだけ。カレンダーを「予定の表示(時間枠のみ、詳細は非表示)」の権限で共有した相手には、勤務場所も見えます。ヘルプでは、これは仕事用・学校用アカウントに限られ、管理者は無効にできます。

カレンダー上のタスクは、カレンダーのタイムゾーンを変えるとそれに合わせて動きます。詳しくは、旅行や時差のある生活向けのルーティンアプリの比較にまとめました。やることの一覧は、次に挙げるリスト型のツールと組み合わせてください。

Todoist: 大人数のチームまで広げられる共有リスト

Todoistの料金ページによると、Businessプランでは共有のチームワークスペースに、チームプロジェクト500個、1プロジェクトあたり250人、チームメンバー1,000人とゲスト1,000人まで入れます。ゲストは招待されたプロジェクトしか見えません。別の国にいる外部の協力者に、ボード1つだけ見せたいときに使えます。

チームは無料でも作れ、最初のチームプロジェクトは5つまでです。個人プロジェクトは、Businessを含むどのプランでも5人まで共有できます。

Todoistの期限の時刻は、変えなければフローティングです。朝9時のタスクは、開いた人がどこにいても朝9時です。固定に切り替えると、今いるタイムゾーンに結び付きます。個人の習慣ならこれで困りません。ただ、フローティングの17:00が期限なら、チーム全員がそれぞれの街の17:00と受け取ります。固定で選べるのは自分の今のタイムゾーンだけなので、シンガポールで固定にしたタスクはシンガポール時間のままです。全員で守る期限には、タスク名に「17:00 ロンドン」と書いておきます。Todoistについて読んだページに、カレンダー表示で第2のタイムゾーンを出す機能の記載はありませんでした。

TickTick: 1つの時間軸に複数の時計

TickTickは、カレンダー表示のなかに複数のタイムゾーンを出せます。同僚の都市を自分の隣に置けば、相手の現地時間が自分の時間軸の横に並びます。ヘルプによると、カレンダーのオプションで追加のタイムゾーン(Additional Time Zone)をオンにすると、アイコンとラベル付きで複数のタイムゾーンが表示されます。

時刻のあるタスクは固定とフローティングを選べます。ただし、設定の「日付と時間」でタイムゾーンのスイッチを入れてからです。ロンドンの同僚が決めた定例会議は固定に、自分の朝の計画枠はフローティングにします。

App Storeの説明には、Premiumでリストを最大29人と共有できると書かれています。無料プランで追加のタイムゾーンが使えるかは確認できませんでした。

Notion: 日付にタイムゾーン、時計の表示は別アプリ

Notionは、チームの計画や仕様書と同じ場所にタスクを置けます。日付やリマインダーを追加するとき、日付の形式とタイムゾーンを変えられるとリマインダーのヘルプにあります。別のタイムゾーンで入れた日付が、別の地域の同僚にどう見えるかは、そのページに説明がありません。まず同僚1人と試してください。

複数の時計を並べるのは、別アプリのNotion Calendarです。ヘルプでは、タイムゾーンを重要な機能として扱うと説明しています。第2のタイムゾーンを追加し、名前の変更や並べ替えができ、Zキーで別のタイムゾーンへ一時的に切り替えられます。5つ以上並べるには、ページにリンクのある別の手順が必要です。

Notionの料金ページでは、無料プランの外部ゲストは10人まで、メンバーが2人以上になるとブロック数に上限が付くとあります。

Routinery: チームのツールと並べて、自分の1日に使う

Routineryは1人用のルーティンアプリで、私たちが作っています。ルーティンを1ステップずつ、音声ガイド付きのタイマーで進めます。単発のタスクは2026年9月下旬のアップデートで加わりました。そのアップデート情報によると、単発のタスクにリマインダーと開始時刻を付けると、1日のタイムラインに載ります。

同じ情報には、優先度、プロジェクトのフォルダ、複雑な繰り返しルールは意図的に入れなかったとあります。公開資料には、チーム用のワークスペースも、同僚にタスクを割り当てる機能も載っていません。ルーティンのタスクリストは、家族や友人と共有でき、お互いの進み具合が見えます。App Storeの説明によると、カレンダーとの直接の同期はありません。タイムゾーンを移動したときに予約済みのルーティンがどう動くかは、まだ公開していません。

会議が夜遅くまで延びた日でも、寝る前のルーティンだけは崩したくない。そういう使い方に向いています。AIアシスタントを使っているなら、RoutineryはMCPサーバー経由でChatGPTやClaudeにつながります。ChatGPTやClaudeにGoogleカレンダーもつないでいれば、予定とルーティンをまとめてアシスタントに確認・調整してもらえます。

選び方: チームで何を共有するかから決める

  • 担当者と期限を1つのタスク一覧で管理したい: Todoist Business。まずは無料のチーム機能から。
  • 勤務時間外に会議を入れられてしまう: Googleカレンダーの勤務時間(仕事用・学校用アカウントの場合)と、自分のカレンダーの第2タイムゾーン。
  • 1人で計画するが、2、3都市の相手に合わせる: TickTickで追加のタイムゾーンをオン。
  • 資料、仕様書、タスクが1つのワークスペースにある: Notion。時計の表示はNotion Calendar。
  • チームが別の場所で計画するあいだ、自分のルーティンを順に進めたい: Routinery。選んだチームのツールと一緒に使う。

始め方: 時差のある1週間を組む

同僚それぞれの都市を、自分のカレンダーに追加のタイムゾーンとして出します。全員の勤務時間が重なる時間帯を探してください。リアルタイムの会議はその重なりのなかに入れ、それ以外は共有のタスクリストに文章で引き継ぎます。重なりの都合で誰かが朝6時の会議に出るなら、持ち回りにします。毎週同じ人に当たらないように。先ほどの夜勤の研究では、模擬夜勤の終わりにあたる午前6時に、チームの成果が最も落ちていました。

フローティングの17時の期限は、読む人それぞれの17時です。動かせない期限には、タイムゾーンまで書いてください。1日にタスクとルーティンをどう収めるかは、タスク管理・ToDo・ルーティンアプリの比較にあります。計画の大半がカレンダーのブロックなら、カレンダーだけのタイムブロッキング以外の選択肢も見てください。

よくある質問: 時差のあるチームの計画

海外メンバーと時差がある中で、タスクを共有できて、相手の現地時間も見えるツールはどれですか?

共有リストはTodoistです。Businessではチームプロジェクト1つに250人まで入れます。期限の時刻は初期設定でフローティングなので、全員で守る期限にはタイムゾーンをタスク名に書いてください。相手の現地時間は、Googleカレンダーが時間軸に第2・第3のタイムゾーンとして出します。TickTickは追加のタイムゾーンで複数を並べ、Notion Calendarも同じことができます。Todoistについて読んだページには、カレンダー表示で第2のタイムゾーンを出す機能の記載がありませんでした。Routineryは、タイムゾーンを移動したときの動きを公開していません。

共有タスクの「フローティング」と「固定」は何が違いますか?

フローティングは、どこで開いても表示される時刻が変わりません。朝9時のタスクは、ニューヨークでも朝9時、ロンドンでも朝9時です。固定は特定のタイムゾーンの時刻なので、ほかの地域の人には違う時刻で表示されます。Todoistは初期設定がフローティングです。TickTickは、タイムゾーンのスイッチを入れると選ぶ形になります。個人の習慣ならフローティングで足ります。Todoistの固定で選べるのは自分の今のタイムゾーンだけなので、全員で守る期限は、タイトルにタイムゾーンを書いておきます。

Googleカレンダーで同僚の勤務時間は見えますか?

職場や学校のアカウントでGoogleカレンダーを使っていれば、見えます。Googleのヘルプによると、勤務時間を設定すると、会議を入れようとした人に対応できない時間だと伝わります。カレンダーを「予定の表示(時間枠のみ、詳細は非表示)」の権限で共有した相手には、予定の空きと勤務場所も見えます。勤務時間はパソコンから設定します。管理者がこの機能を無効にすることもできます。ヘルプによると、個人のGoogleアカウントでは使えません。

小さな分散チームが無料で使えるタスク管理ツールはありますか?

あります。Todoistの無料のチームには、チームプロジェクトが5つ付きます。共有の流れを試すには足ります。Notionの無料プランは外部ゲスト10人までで、メンバーが2人以上になるとブロック数に上限があります。Googleカレンダーのアプリは無料です。TickTickはリストの共有が最大29人で、Premiumの機能として載っています。無料プランで何ができるかは確認できませんでした。現在のプランのページで見てください。

Routineryはリモートチームで使えますか?

Routineryが受け持つのは、1人分の1日です。公開資料にはチーム用のワークスペースも、同僚へのタスクの割り当ても載っていません。2026年9月のアップデート情報には、プロジェクトのフォルダと優先度を意図的に入れなかったとあります。共有は家族や友人向けです。リモートで働く人が、自分の1日のために使う分には問題ありません。


この記事について。 Routineryの編集チームが書きました。Routineryは私たちのプロダクトで、比較表では他のツールと同じ項目で比べています。タイムゾーンの欄が「未公開」なのは、その動きをまだ公開していないからです。自社の主張は根拠に数えません。他のツールの情報は、各ツールの公式の料金ページ、ヘルプ、ストアの説明から、2026年10月1日に確認しました。円の価格は、2026年10月19日に日本のApp Storeで確認しています。

参考文献: 本文で引用した資料

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